水飴 米・米菓
江戸時代の作家、十返舎一九の『金の草鞋』に紹介された、歴史ある飴で、栗飴とも言われる。 米どころとして知られる頚城平野は、おいしいコシヒカリはもちろんのこと、米菓の名産地でもある。
地酒 ワイン
新潟県の日本酒のおいしさは全国に知られているが、上越市の酒のうまさはそのなかでも格別。おいしい米と清冽な水がその芳醇さを支える。 日本の本格的ワインの発祥の地・岩の原葡萄100%のワインを製造している。
継続だんご 笹飴・翁飴
林芙美子が『放浪記』の旅で出会った継続だんごは、白あんの素朴な味わいが好評。 夏目漱石の『坊ちゃん』に登場する笹飴は根強い人気がある。
蒲鉾 謙信公にちなんだ菓子
上越は海の幸が豊富なため、蒲鉾の生産がさかんである。独特のきくらげ入りや鮭入り、あなご入りなどの人気商品の他に、新しい味が次々と出ている。 謙信にちなんだ和洋菓子が数多く発売されている。発売日限定品では『川渡りもち』『お強ちのもち』がある。
雪下駄 バテンレース
一本歯のげた。二本歯のように雪が歯に食い込まない。爪革が防水と防寒を兼ねる。民芸品として『ミニ雪下駄』もつくっている。 細幅テープを糸で縫い綴って、布に巧みに模様をつけていく。明治に高田に伝わって以来、雪国の長い冬をコタツの中で過ごす人々の格好の手内職として受け継がれてきた。
味噌
小麦のグルテン(タンパク質)を棒に巻き付けて焼く、上越の特産品の一つ。車麩とも言う。植物性タンパク質の自然食品として根強い人気がある。手作りで行う家内工業により支えられている。 選び抜かれた大豆と越後米麹を仕込み、熟成させた、まろやかな風味が特長。上越市は越後味噌の主要産地の一つである。